最後の一段を登るとそこは行き止まり。 と、思うが正面ではなく左側の壁にドアが付いている。 人によっては気づかなそうなところにある。 そのドアを開けると少し暖かい風がフワッと私たちの間を吹き抜けた。 「ここは…屋上?」 「そう。 よくここに来るんだ。 仲間が…ここに集まってるから」 仲間という事は、りーくんにとって大切な人のことだろう。 そんな人たちの集まる場に私が来たら邪魔にならないかしら? 「こっちにいるはずだから、きて」 また私の手を取り歩き出す。