あれから2ヶ月たった。

雪とえみはこの2ヶ月でとても仲良くなった。
雪はえみの事を知り、えみは雪の事を知った。

雪はえみの事を知れば知るほどとても良い子で、段々えみの事を妬まなくなった。

2ヶ月間で大きな事件もなく、みんな順調に過ごしていたそんなある日の事。


雪「ねえ、みゆ〜! 来週中間テストあるよ…
あぁぁぁぁあー!勉強しなきゃ…」


雪は頭を掻き回しながらみゆに言った。

みゆは、いつもの事か、とでも言うように深い溜息をついた。