雪(もういいや)


雪はそう思った瞬間、自分でも信じられないくらいの涙が溢れた。


雪「もう、もう、わからなくなっちゃったよ…
ずっと、ずーーっと賢治の事好きだったの…
なのに、よ、吉岡さんに取られちゃいそうで
それで…」


雪はしゃくりあげながらみゆに話す。

みゆは雪の背中をずっとさすりながら、うんうん、と話を聞いていた。


気がつくと、外は薄暗くなっていた。

雪はすっかり落ち着きを取り戻していた。


みゆ「もう大丈夫そうだね?」


雪「うん、いっぱい泣いたらすっきりした。
私なりに頑張るね!」


雪はニコっと笑いみゆに言った。


みゆ「うん! 頑張れ! もう外も薄暗くなってきたしそろそろ帰るか!」


みゆは、そういうと鞄を持って雪と帰っていったのだった。