「長谷部くん指揮者だからね、歌う時見なきゃいけないの、大変。」 「ふふ、頑張ってね!」 理沙は開き直ったのか、実の魅力を語るようになっていた。 「そう言えば…!」 舞が思い出したように声を上げ、理沙に声をかける。 「理沙のクラス、飴配られるんだって?羨ましいなぁ。」 「え?」 舞の言葉に理沙は不思議そうに首をかしげる。 「飴なんて配られてないよ?入賞したらお菓子プレゼントする!って先生に言われたけど…。」