"私は歌が好きだけど、歌は私を好きじゃないのかな" 書いてすぐ、悲しくなり消した。 (私の思いはいつもいつも一方通行だなぁ…) 好きなことがたくさんある。 しかしどれも才能のある人には劣る。 それだけじゃない実への思いも同じだった。永遠に一方通行だ。 またため息をつく。すると… 「何してんの?」 教室の入り口から声がかけられる。 「あ、長谷部くん。」 「それやめろって言っただろ。」 実が教室に入ってくる。