ばいばい、大嫌いな人


「ふふ…。」
理沙はやっと笑顔を浮かべた。
「元気出た?」
「うん、ありがとう。」
理沙はスッキリしたような顔でそう言った。
「ならよかった。」
それを見て安心した舞は、まだ未解決の問題を思い浮かべる。
"例の子"
(例の子って…だれ?)
そもそもあの時、実はハッキリとした返事をしていなかった。
もしかしたらからかわれただけで、好きな人がいるわけじゃないかもしれない。
理沙のために発動したポジティブが暴走し始める。