ちゃんと自分で自分の答えを見つけて向き合って欲しかった。 「…諦めたく…ない…。」 「…ん、よく言った。」 俯きながら、それでも、ハッキリと真っ直ぐな声で言った理沙。 「舞の言う通り、ポジティブに頑張るよ。この歳で迷子なんてやだし。」 ここで少し自分の言い回しが恥ずかしいことに気づく。 歌詞や専門家、有名人が言うならカッコいい言葉だろうが、そんな言葉が似合うほど舞は大人じゃない。 「あ、あはは…。」 今更頬が火照り、舞はお冷を一気に飲み干す。