ばいばい、大嫌いな人


「沙苗ちゃん、泣かないで?」
「大丈夫?」
心配そうに声をかける美雪達。
「…本当は、学校、休もうと思ったんだけど…受験も近いし、休めないなって…っ…。」
「よく頑張ったね…。」
泣きながら喋る沙苗に、幼児でも相手にするかのように慰める美雪達。
自分があの中にいたら、なんと言葉をかけただろう…。
舞はそれを考えようとしたが、それが無駄なことだと気付き、考えることをやめた。
卒業まで、あと約5ヶ月ー。
それは、舞や理沙に残されたタイムリミットでもあった。