それから一週間後。 沙苗と和解することもなく、特に何も変わったこともないまま日常生活を送っていた舞だったが、この日の朝だけは違った。 教室のドアを開けてまず真っ先に目に入ったのは、机に顔を伏せている沙苗と、それを囲む美雪達の姿だった。 その光景を見た瞬間に、舞は全てを悟った。 (沙苗ちゃん…ダメだったんだ…) 安心する前にまずやってきたのは、気の毒だと思う同情の気持ちだった。 振られるというのは、極端な話、好きな人から拒絶されるということだ。