ばいばい、大嫌いな人


「そういえばさ、長谷部くん。」
美雪のあげた名前にドキッと体を強張らせる舞。
「よかったね、クラス別で!」
ニコリと頬に笑くぼを浮かべながら笑う美雪。
「本当‼︎クラス別だってわかった瞬間発狂しそうになったもん‼︎」
「どんだけ嫌いなの…。」
舞にとって美雪は色々相談できる相手ではあった。
しかし、そんな美雪にも実を好きだという事実は明かしていない。
何故なら小6の秋頃、好きなのか?と聞かれからかわれた時、馬鹿でかい声で「実くんの事なんて大嫌いだよ‼︎」と言ってしまったからだ。
ちょうどそのタイミングで実が教室のドアを開けたため、その声は実にも伝わっていた。