ばいばい、大嫌いな人


次の日ー。

舞が心配した通り、沙苗や美雪や千夏は舞と話をしようとしなかった。
しかし、舞の器用さが幸いし、他のクラスメイト達と行動を共にすることができ、沙苗の思うようにはいかなかった。
そして放課後、いつものように舞が黒板に思いを書いていた。
"思い通りになんてならない"
頑固で意地っ張り。負けず嫌い。
今回ばかりは、そんな短所だと思っていた性格に救われた。
愚痴も書きたいところだが、それを書くと黒板がビッシリと白い文字で埋まってしまうだろう。