ふいに肩を叩かれ顔を上げると、そこには小学校からの友人である 葛木美雪(かつらぎみゆき)が立っていた。 「登校初日になんでそんなテンション低いの?」 すこしふくよかで女の子らしい体型の美雪が、もともとふんわりと丸い頬を膨らませ、尋ねてきた。 「いや…別に…。」 「別にってテンションじゃないから聞いてんだよ!」 舞はビシッと頭にチョップを入れられ、美雪のことをジトリと睨む。 舞にとって美雪は遠慮なく絡める相手であり何かと相談もできる相手だ。