ばいばい、大嫌いな人


すると…
「何泣いてんの?」
教室の入り口から、声をかけられた。
(うわ、人いたんだ…。)
人に見られてしまった羞恥心で、顔を上げられずにいた舞。
すると、だんだんと舞の元に足音が近づいてきた。
「あ、あの…。」
すみません、大丈夫です。と声を出そうと顔をあげて舞の体は硬直した。
目の前に立っていたのは、片思いの相手であり、仲違いをして約3年間会話をしなかった相手である実だったからだ。