ばいばい、大嫌いな人


月日は流れ、長かったような、短かったような夏休みが終わった。
夏休みが終わってからは、期末テストに確認テスト、テストに追われる毎日で、舞は無機物な友達である黒板に思いを書けない日が続いていた。

*****

やっと落ち着いてきた頃、授業中、舞は苦手教科である英語に集中できず、ボンヤリと黒板を眺めていた。
(あ…。)
黒板の隅に、薄っすらと落書きの跡が残っていた。
目を凝らさないと見えないような跡だった。それでももしバレたらと思うと、全く授業が手につかなかった。