舞はさらに心配事がある。 理沙の思いが叶ったとしても、実は卒業後引っ越してしまう。 上手くいったとして、理沙にとって実は初彼になる。初めての恋で遠距離恋愛になってしまうなんて、耐えられるのだろうか。 悩みは絶えることなく舞を支配していき、その思いを書いては消して、書いては消してを繰り返すうちに、黒板消しが真っ白になり、黒板の文字が消えにくくなっていた。 黒板消しの粉を払い、黒板に残った文字を消していく舞。 文字を消すたび、心が削られていくような気がしていた。