黒板は無機物だ。 けれど、誰にも相談できず、捨てきれない苦しさを1人で抱き続けていた舞にとって、黒板は黙ってその思いを受け止めてくれる友人のように感じた。 黒板は喋らない。 誰かにバラされることもない。 黒板消しで消しさえすれば、誰にも知られず、本音をかける…。 それ以来、舞は放課後、黒板に思いを書き綴るようになった。