ばいばい、大嫌いな人


実は生返事を返しながらおみくじを読んでいる様子だった。
「"例の子"と上手くいくんじゃね?遠距離恋愛になっちゃうだろうけど。」
実をからかうようにそう言った男子の言葉に、少しだけショックを受ける舞。
(遠距離恋愛ってことは…本当だったんだ…引越すって話…。)
グッと拳を握り締める。
(それに…好きな人もいるんだ…)
自分の恋は叶わない。
頭ではわかっていても、認めたくない自分もいた。