けどまさか自分の片思いの相手がそうなるなんて。 引っ越すということはこの町からいなくなるということだ。 つまり… (長谷部くんと…会えなくなっちゃうってこと…?) 町で偶然見かけたり、通学中すれ違ったり。 そんな些細なことに幸せを感じていた舞だったが、そんな些細な幸せがなくなってしまう。 そう思うと、何とも言い難い喪失感が舞の胸を支配した。 今すぐにでも涙が出てきそうになるのを堪え、布団を片す舞。