ばいばい、大嫌いな人


毎日毎日、練習を重ね、最高の卒業式にするための準備をしていた。

放課後、久々に黒板に思いを綴る。
"卒業したくない"
この学校に特別に強い執着があるわけではない。
それでも、3年間通い続けた学校だ。
名残惜しさはある。
「はぁ…。」
「俺も卒業したくないな…。」
隣から声が聞こえた。
「うわぁ⁉︎い、いつの間に⁉︎」
「さっき。」
「びっくりさせないでよ‼︎」
文句を言いながら声の先を見る。
そこには実の姿があった。