ギリギリまで悩んだ結果、無事県立の受験校が決まった舞。 生徒一人一人のレベルに合わせ、基礎から応用まで質のある学習をするという教育方針の学校だった。 3年生は県立入試に向け最後の大詰めに取り掛かっている。 残された学校行事といえば、あとは卒業式だけだった。 (卒業式なんてなくなればいいのに…。) 卒業式が近づくということは、実との別れが近づいていることにもなる。 理沙を応援しようと決め、諦めようとはした。 それでも、離れたくないと思ってしまう。