ばいばい、大嫌いな人


忠告するように言う実の顔は真剣そのものだった。
「うぅーん…。」
「お前昔はもっとポジティブで自信あっただろ、何でそんな面倒くさい性格になっちゃったんだよ。」
「め、面倒くさくてすいませんね!」
軽口を叩きながら長い廊下を歩く。
窓の外はオレンジ色に染まり出していた。
「もう夕方か…早く帰んないと…じゃあ先帰るね!」
「あ、あぁ、じゃあな。」
「うん、じゃあね!」
舞は実に別れを告げ、パタパタと走り出した。

卒業まで、あと約2ヶ月ー。