ばいばい、大嫌いな人


程よく冷えた水で顔を洗い、意識がしっかりとした舞は友人達の元へ戻った。
「ねぇ、舞、聞いてた?」
「ん?なにが?」
「昨日の話だよ。」
舞が寝巻き用のジャージから制服に着替えていると、もう既に着替え終わっている美雪達が尋ねてくる。
「?」
何のことかと首をかしげる舞に、千夏が口を開いた。
「長谷部くん、引っ越すんだって。」
一瞬、時間が止まったように感じた。
(引っ越す?長谷部くんが?どこに?いつ?)
静かにパニックに陥りそうになる舞。