そこには、仲睦まじく話をしている実と理沙の姿があった。 (…仲よさそうー。) 振られて気まずかったと言っていたが、もうすっかり元通りの関係に戻ったようだ。 (よかったって、思わなきゃいけないのに…。) 先ほどの出来事で浮かれていた舞は、 すぐによかったと思えなかった。 (少し優しくされたからって…こんなに浮かれて…。) 「バカみたい…。」 舞はその場を離れた。 (やっぱり、私の思いは…) あっと言う間に目に涙が浮かび、溢れていく。 (いっだって、一方通行だー。)