ばいばい、大嫌いな人


指揮者の合図で、伴奏が始まり、歌いだすクラスメイト達。
男子の低い力のある声。
女子の繊細で綺麗な声。
女子のパートが終わると同時に、舞は思い切り歌いだす。

〜♪

ホール中を満たすような大きな声。
高く、透き通るような優しい歌声。
男子全員と歌う中、一際目立つその声は、舞の今まで歌ってきた中で、最高のでき栄えだ。
男子パートとソロパートの美しい響き。
努力が報われた瞬間だった。