一番最後の発表になる舞のクラスは、観客席に座り、自分達の出番を待つ。 どの学年も、クラスも、今までの練習の成果を発揮し、素晴らしい演奏をしていた。 (失敗したらどうしよう…。) ソロパートを歌うプレッシャーで、暖房の効いているホール内にいるにもかかわらず、手が温度を失っていく。 舞達のクラスは、歌う3曲前にリハーサル室へと移動し始めた。 (理沙たちの歌聞けなかったな…) 順番の都合上、理沙や実のクラスの演奏を聴くことができないまま、舞は席を立った。