ばいばい、大嫌いな人


唇を噛み、拳に力を入れる。
涙が出そうになる。
理沙のせいにして諦めようとするなんて最低だ。
本当はただ告白する勇気がないだけ。
「舞?具合悪いの?」
理沙が心配そうに舞の顔を覗き込む。
「ううん!大丈夫!それより!音楽祭お互い頑張ろうね!」
舞は話をそらして誤魔化す。
「うん!舞のクラスには負けないよ!ウチらのクラスは!」
「ウチのクラスだって負けないよ!」
舞と理沙は、互いに意気込み、宣戦布告をし、家路に着いた。