空と海と大地と…

…先生の家だ。



私は思った。



そわそわしている私に隣の席の女子が答えを助言してくれた。


わからなくてそわそわしていたわけではなかったのだが。



しかし、いつしか能力を隠すようになっていた私は言い出せなかった。



残り20分程の授業を座って待った。



授業が終わると、すぐ先生に家はどこかと聞いた。



先生は教えたあと、



「なぜそんなことを聞くんだ。」



と、不思議そうだった。



「この前その付近で見かけたから。」


と、私はうまくごまかした。