笑顔を持たない少女と涙を持たない少年





その夜。


「これで私とみぃも18歳か~」


今、私の家では、私たちの誕生日パーティーが開かれている最中である。


毎年恒例になっている、年に一度のこの夜。


りぃは毎年楽しみにしているけど、私はそうでもない。


私だけが笑えない誕生日は、正直少し複雑な気分になるものだから。


でも両親のその優しさを断ることなんて出来ないし、誕生日の夜に全員バラバラの場所で違うものを食べているよりは、私たちらしい光景なのかなと思うから、別に嫌だと感じているわけでもないのだけど。


パーティーと言っても特に特別なことをするわけではなく、いつもと変わらないメンバーで、ただ4人で食卓を囲んで食事をするだけ。