我に、返った。 聞き慣れた、声。 どこから聞こえてきたかは分からない。 私の頭の中で記憶が蘇ってきて聞こえた声なのかもしれないし、本当にどこかで私を呼んだ声なのかもしれない。 分からないけど、でも。 どちらにしよ、そろそろここを出なくてはならない時間を迎えている頃だろう。 壁にかけられていた時計を見る。 やっぱり、もう、こんな時間。 時計はすでに、放課後の時間帯であることを示していた。