意味のないもの、意味のない時間、意味のない愛情なんて、きっとどこにもないから。 今自分にあるものを大切にしていれば、当たり前のことを当たり前と思わなければ、きっと私たちは強くなれる。 「周りにいる誰かのこと、誰かとの時間、もっともっと大切にすべきだね」 私の言葉に、最高の想いと、最高の笑顔を込めて。 奏に、伝えた。 「依美、お前本当に変わったよ」 奏は、強く私を抱きしめて言った。 そして、口を開く。 「俺は――マイナスな感情も、成長するためには必要なんだって気が付いた」