笑顔を持たない少女と涙を持たない少年



2年間も出てなかったなんて。


いや、そうか、確かに彩菜さんと出会ったのが2年前なら、2年前から授業に出ていなくてもおかしくない。


奏と目が合った私は、一瞬心配になったことを口にした。


「奏、そんなんで一緒に卒業できるの?」


そう言った私の表情は、きっと心配そうだったと思う。


だけど奏はそんな私にびくともせず、自信ありげな笑顔で頷く。


「年に一度テスト期間あるだろ、それに出て良い点数出してれば卒業できるんだぜ、知らなかった?」


そうだった、それを忘れていた。