笑顔を持たない少女と涙を持たない少年



私と奏は、お互いに今日は授業に出ると決めていた。


それは、私が母親と交わした約束を守るために。


3ヶ月前のあの日、母親が私の意思を聞いて納得してくれたのは、私が強くなるために少しの自由や休憩も必要だからと考えてくれたからだろう。


そして私はその間自由に生きて、やりたいこともやって、一緒にいたい人と過ごして、とにかく好きなことに囲まれて生きてきた。


そのおかげで、私は本当に強くなれた。


きっと、どんなことにも立ち向かっていける私になれた。


やりたいことをやらず我慢し続けていても成長できないのは確かだったけど、いつまでもやるべきことをやらないままでも、成長はできない。


だから今度は、私が更に成長するための、ステップを踏み出す番。