笑顔を持たない少女と涙を持たない少年



しかしりぃは、小さな声でそう付け足す。


私の幸せをとても喜んでくれたりぃだけど、なんだか少し不満そうにも見える。


そして分かりやすく視線を外すと、そのまま私の方を見ようとしなくなった。


「りぃ?」


私はりぃの顔を覗き込んで、無理やりその視界にお邪魔する。


何か、気を悪くすることを言ってしまったのだろうか。


さっきまで笑顔だったりぃが、急に肩を落としたように暗くなるなんて。


私はりぃの顔を覗き込んだまま、少しの間動かなかった。