笑顔を持たない少女と涙を持たない少年



何度も、こうして見つめ合ってきた瞳。


そのたびに私たちは、何かに気づいてきたのかもしれない。


「俺と、付き合ってください」


その言葉が。


耳に、焼き付いて。


体温が、上がって。


「――はい」


大好きな声、大好きな人、大好きな時間に。