私と、奏が、傷つけて、傷つけられて―― そして、成長していく。 そうか。 「傷つけること、傷つけられることを恐れてちゃ、成長なんかできねぇ、そしてその覚悟を持ってまで一緒にいたいと思う相手が――本物なんじゃねぇかって」 そうだったんだ。 私が恐れていたこと、奏が恐れていたこと。 同じだった。 正反対だけど、同じ境遇に立った私たちだから。