笑顔を持たない少女と涙を持たない少年



ネックレスのあの言葉が本当かどうかなんて、分からなかった。


もしかしたら嘘かもしれない。


だけど、私はまず信じてみようと思ったから。


信じてみることから、始めようと思ったから。


まずは信じないと、何も起こらないから。


つけていても損はない、その真実をハッキリさせることができるから。


奏もそんな私の姿を見て、ネックレスをつけてみようと思ってくれたのかもしれない。


もしそうだとしたら、少し嬉しい。


「ごちそうさまでした」


それにしても、このパスタは本当に美味しかった。