俺と依美が持っている、共通の体質。 笑えない、泣けない、という体質。 普通の人間より、少し変わった体質。 ――それか。 頭ではそう考えながらも、もう一方でそんな話は有り得ないと思う自分もいた。 普通の人間より、少し変わった体質の俺たちだったから、このドアを開けたとすれば。 彩菜も、そういう体質だったということか。 「待て待て…」