笑顔を持たない少女と涙を持たない少年





そしてその日を境に、俺たちは毎日のように顔を合わせるようになった。


昼休み、放課後、そして下校するときも。


俺たちは、多くの時間を一緒に過ごした。


でも、決して恋人だったわけではない。


俺が彼女に惹かれていたのは確かで。


彼女も俺に好意を抱いているのは、知っていた。


だけど、この関係に名前はなかった。


必要、なかった。