俺の名前は城咲 奏。 高校1年生だけど、まだ誕生日が来ていないから15歳。 入学式から、2日が経った。 今は昼休みの真っ只中。 コンビニで買った菓子パンを食べ終えた俺は“1-B”と書かれたプレートの付いた教室の中、ただ一人で本を読んでいた。 窓の外から吹く風は生ぬるく、人口密度の高いこの教室に無理やり春が舞い込んで来るようにも感じる。 「城咲だっけ?お前、本なんか読んでないでサッカーしようぜ」