そしてりぃを追うようにして、教師もその場から去っていったから。 私は、奇跡的に怒られなかった。 怒られると思って心の準備をしていた。 だけど今は、その準備なんて必要なかったのだ。 「依美」 奏が、笑いながら私を呼ぶ。 キーンコーン… 同時に鳴り響く、聞き慣れたチャイムの音。