奏とは昨日、あの部屋は私たち2人の“秘密”だとこっそり言い合った。 だから奏のことは知られたとしても、あの部屋のことはできるだけ知られたくない。 「えー、紹介してくれないの?」 りぃはそう言って、私の言葉に不満そうな表情を浮かべる。 「いつか、時が来たら」 「え!付き合うようになったらってこと?」 この話からできるだけ逃げようと使った言葉が逆効果だったみたいで、りぃは更に笑顔で、ニヤニヤしながら私に問いかけてきた。