笑顔を持たない少女と涙を持たない少年



ずっと言えなかったこと、言いたかったこと。


自分の中の“本音”が溢れ出して、止まらない。


「本当はりぃみたいにふざけたり、遊んだり、ハメを外してみたり、したかったんだって、気がついた」


――それができなかったから。


窮屈で、生きにくかった。


「…お父さんとお母さんには…こんな子供でごめんって、ずっと思ってた、笑えないなんて気味が悪いし、一緒にいたってきっと何も楽しくないし」


ずっと、今日までずっと、そう思い続けてきた。


そこまで言った、私の手に。


りぃの手が、伸びてくる。


そして、そっと重なった。