笑顔を持たない少女と涙を持たない少年



昨日から私の世界が少し変わったこと。


自分のこの性格のまま生きるのは窮屈だと気がついたこと。


そして――この曖昧な気持ちのこと。


「ん?」


りぃは私へと視線を移動させる。


その真っ直ぐな瞳に、私はそっと口を開いた。


「…私ね、昨日の午後から、一度も授業に出てないの」


どんな反応が返ってくるか、怖くなった。