何を思ったのか唐突に私と同じ高校に行きたいと言い出し、一度目標を立てるとそこから逃げないりぃは、人格が変わったかのように毎日何時間も勉強をしていたのだ。
そして、周りにその成績を信じてもらえないほど、りぃの成績は一気に上がり、根性のあるりぃの努力は実を結んで、本当に私と同じ高校に合格した。
これには両親も私も物凄く驚いて、開いた口がしばらく戻らなかった。
あのときのりぃのドヤ顔は、未だに忘れられない。
そして両親も私も、りぃの勉強に対する意識がこのままずっと続けばいいなと、高校に入ってからも勉強のできる人間でいてくれたらいいなと期待していたけれど、今ではそれがまた0に戻ってしまった。
鋭い注意も笑って誤魔化し、何も聞こうとしないりぃに両親も呆れながら、でも仕方なくりぃの優秀とは言えない成績を認めている。
そんなにゆるく生きていても許されてしまうのは、きっと彼女に他の魅力があるからで。
成績が悪くても、その成績の悪さが目立たないほどの、大きな何かを持っているからなのだと思う。
りぃは、そんな性格である。

