笑顔を持たない少女と涙を持たない少年



私が授業に出なくてはいけないと思っていた理由は、自分の意志なんかじゃなかった。


全て、周りの目が怖かったから。


周りの期待を裏切ることが怖かったからだ。


授業には出なくてはいけないのはもちろん分かっている。


でもその理由が、周りを気にしていたからだなんて。


周りのためだったなんて。


自分が、ないみたいだ。


周りに操られている、人形みたいだ。


言われた通りにしかできない、自分の意見なんて、意思なんて持てない、人形みたいだ。