たくさんの聞きたいことを、聞けずにいる私。 何だか歯がゆいけど、うまく言葉にもできない。 「なぁ依美」 奏は自分のネックレスを見つめたまま、私にそう声をかける。 「何…」 ネックレスを見る奏を、見る私。 伏し目がちになったその目は、アニメの世界の綺麗なキャラクターのように繊細で、私は思わず息を呑む。 「このネックレス、本当の幸せに気が付くためにあるんだってよ」