普段アクセサリーをしない私がネックレスをしているのだから、景色が変わるほどの変化を感じても可笑しくはないはず。 ネックレスのせいか。 いや、それとも―― 奏に、出会ったせい? その名前が頭の中をよぎったとき、私は無意識に歩き出していた。 それはきっと、あの場所へ。 遅刻はしたくない。 欠席なんてもっとしたくない。 これ以上無断欠席をすれば、私は担任に注意される。 ルールを破るなんてしたくない。 悪い子にはなりたくない。 だけどそんな私の気持ちと裏腹に、進む足は止まらなくて。