私は紙をもう一度裏返してみる。 やはり片面にその文字が書いてあるだけだった。 どこにも、このネックレスについての説明だとは書かれていない。 ――だけど私の中では、何故かそう感じることしかできなかった。 心が、身体が、このネックレスのことを信じてみようと動き始めていたから。 本当の、幸せ。 私の、本当の幸せって、なんだろう。 改まってそう考えたことなんて、なかったかもしれない。 いや、考える理由もなかったんだ。