私は手のひらの上の箱を見つめる。 焦げ茶色の落ち着いたトーンの色の箱は、赤色のリボンで丁寧にラッピングされている。 中身は見えないけど、この箱の大きさに収まるものを挙げればそんなに多くはないだろう。 小さな箱には、きっとたくさんの想いが詰め込まれているから。 「ありがとう」 私は、感謝の気持ちを素直に伝えた。 毎年、こうやってプレゼントを贈ってくれる両親。 娘が高校生になっても、それを続けてくれる両親。 優しくて、あたたかい。