一緒に手を繋ぎながら来た李叶と

音春を見て、

みんなが驚いた表情でこちらを見る。

「・・・な、なんで李叶と音春ちゃんが一緒に手繋いできてるの?

もーできちゃった?」

白夜の直球な質問に李叶は

「できては・・・

ねぇーよ。」

と答える。

眼鏡を外した玲於が珍しく自分から

「・・・一緒に寝たのか?」

と質問してきた。

「寝てねぇーよ。

ドアの所にいて、

そのまま寝てたんだよ。」

(針千本飲まされるから本当のこと言えねぇ)

「ヤったの?」

湊叶のド直球な質問に李叶は慌てて

「や、

ヤるわけねぇーだろ。」

と答える。

「なーんだ。」

つまらなそーに湊叶が牛乳に手を伸ばす。

「はい!

質問の時間はお・わ・り♡

朝ごはん食べるわよ。

いただきます。」

「はーい。」

みんなは椅子に背筋を伸ばして座り直し、

「「「「「「いただきまーす!」」」」」」

みんなの元気な声でやっとシャキッとした

音春だった。